求職者送客

求職者送客サービスとは|仕組み・料金・選び方完全ガイド2026

公開日 更新日 16分
求職者送客サービスとは|仕組み・料金・選び方完全ガイド2026

求職者送客サービスとは、サービス提供会社がSNS広告や自社メディアなどで集めた求職者を、人材紹介会社との面談や登録につなぐサービスです。候補者の情報を渡すだけのものから、事前ヒアリングや日程調整まで引き受けるものまで、対応範囲はサービスによって違います。仕組み、費用が発生する時点で分けた4つの課金モデル、類似サービスとの違い、費用の計算例、選び方を、人材紹介会社の経営者・集客担当者向けに整理しました。主要8サービスの詳しい比較は求職者送客サービス比較8選、料金の比較は求職者送客サービスの料金比較8選で扱っています。

この記事の結論

求職者送客サービスは、提供会社が集めた求職者を、人材紹介会社との面談や登録につなぐサービスです。費用が発生する時点で分けると、登録(送客)課金・面談実施(着座)課金・採用成果報酬・月額固定(併用)の4つがあり、同じ「成果報酬」でも支払う時点が違います。固定費を避けたいなら面談実施課金から比べ、単価だけでなく非課金条件と契約期間まで含めた総額で判断します。

求職者送客サービスとは|定義と全体像

求職者送客サービスとは、サービス提供会社が広告や自社メディアで集めた転職希望者を、契約する人材紹介会社へ紹介(送客)する仕組みです。紹介会社は自社で集客しなくても、求職者と面談する機会を得られます。費用は、登録(送客)・面談実施(着座)・採用成果のどの時点で発生するか、月額固定費があるかによって、4つのモデルに分かれます。

「送客」は、旅行やECなどの分野で、ある事業者が別の事業者へ顧客を紹介・誘導することを指す言葉です。人材紹介では、送客サービスの提供会社が集めた求職者を、人材紹介会社の面談や登録につなぐことを「送客」と呼びます。

市場の規模感も押さえておきます。矢野経済研究所の調査では、ホワイトカラー職種の人材紹介市場は2024年度に4,490億円(前年度比12.0%増)でした。厚生労働省の令和6年度の集計では、事業報告を提出した有料職業紹介事業所は30,561あり、そのうち就職実績があったのは13,946です。どちらも送客サービス単体の市場規模を示す数字ではありませんが、事業所が多いぶん、求職者との接点をどう確保するかはどの紹介会社にも共通の課題です(出典:矢野経済研究所、厚生労働省・令和6年度集計)。業界全体の動きは人材紹介業界の動向2026にまとめています。

この記事でわかること

求職者送客サービスの仕組み、4つの課金モデルの違い、類似サービス(スカウト媒体・求人データベース・スカウト代行)との違い、主要8サービスの料金の概要、選び方の3軸、ROIの計算例、導入事例、よくある質問をまとめています。

なぜ今、送客サービスが急速に普及しているのか

スカウト媒体の競争激化

人気のある求職者には多くの紹介会社からスカウトが届くため、返信を得るまでの送信数と作業時間は増えがちです。スカウト媒体の費用を比べるときは、媒体の利用料だけでなく、検索・文面作成・送信・返信対応・日程調整にかかるCAの時間も含めて、面談1件あたりの費用を出す必要があります。媒体費だけで見た単価より、実際の負担は大きくなります。具体的な計算例は、後半の「月20件面談を獲得するための媒体別コスト比較」で紹介します。

事業所の多さと知名度の差

厚生労働省の令和6年度の集計では、事業報告を提出した有料職業紹介事業所は30,561でした。知名度のない新しい紹介会社が、スカウトの返信率で大手と競うのは簡単ではありません。自社で広告やスカウトを回す体制が整うまで、送客サービスで面談の機会を確保する会社もあります。

集客専任担当者の不在

小規模な紹介会社では集客の専任を置けず、CAが面談と集客を兼務しがちです。集客の作業が増えると、収益につながる面談・推薦に使える時間が減ります。集客手法の全体像は人材紹介会社の集客方法7選で解説しています。

求職者送客サービスの仕組み|4ステップ

面談の日程まで調整して紹介するタイプの送客サービスを例に、集客から面談までの流れを整理します。データベースや登録者の情報を受け取るタイプでは、手順2〜3を紹介会社側で行います。

1

求職者の集客・スクリーニング

サービス提供会社がSNS広告(Meta・TikTokなど)、検索広告、自社メディアなどで転職希望者を集め、年齢・エリア・経験といった募集要件に合うかを確認します。

2

プレ面談の実施

電話やオンラインの面談で、転職意欲や希望条件をヒアリングします。時間はサービスによって違い、L reachは15分、ミチフルは60分です。転職の意向が弱い人や要件に合わない人は、この段階で紹介の対象から外します。

3

日程調整

紹介会社の空き枠に合わせて面談の日程を決めます。送客側が日程調整を担うサービスなら、紹介会社側の調整作業は少なくなります。

4

送客(着座)

事前確認と日程調整を済ませた状態で、紹介会社へ引き継ぎます。紹介会社は共有された情報を確認して、面談に臨みます。

求職者送客サービスと類似サービスの違い

「求職者送客サービス」「スカウト媒体」「求人データベース」「スカウト代行(RPO)」は混同されがちです。何を受け取り、誰が動くのかで整理します。

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サービス類型 提供物 アプローチ 紹介会社側の工数 費用が発生する時点 適する会社
求職者送客サービス 面談できる求職者、または候補者の情報 受動(届くのを待つ) 低〜中 登録・面談実施・採用成果・月額(サービスによる) 集客の工数を減らしたい会社
スカウト媒体 求職者データベースの閲覧とスカウト送信 能動(自社で探す) 高 利用料・成果報酬など(媒体による) スカウトを送る体制がある会社
求人データベース 紹介できる求人(他社求人の共有) 求人を探して候補者に提案 中 サービスによって異なる 紹介できる求人を増やしたい会社
スカウト代行(RPO) スカウト送信作業の代行 能動(外注) 中 月額・送信件数・成果報酬など 体制はあるが工数を減らしたい会社
エージェントマッチング 求職者と紹介会社(エージェント)の仲介 受動(プラットフォーム経由) 低 サービスによって異なる プラットフォーム経由で接点を持ちたい会社
ポイント

面談の設定まで担うタイプの送客サービスなら、事前確認と日程調整を済ませた状態で求職者を受け取れます。広告運用やスカウト送信にかけていた時間を、面談・推薦に回せる点が特徴です。

送客・CRM・求人データベースなど支援サービス全体の俯瞰は人材紹介サービス比較完全ガイド2026、求人データベースの比較は人材紹介の求人データベース比較10選で紹介しています。

求職者送客サービスの料金モデル|4パターン比較

送客サービスの料金は、費用が発生する時点で4つに分かれます。1つのサービスが複数を組み合わせていることもあるため、自社の予算と、連絡・面談設定を自社でどこまで担えるかに合わせて選びます。

登録課金・面談実施課金・採用成果報酬・月額固定の違い

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課金モデル 費用が発生する時点 公表例(2026年9月確認) 確認したい点
登録(送客)課金 申込や候補者情報が提供されたとき 転職会議Clubhouse(システム利用料+送客、単価は個別に合意) 面談に至らなかった人の扱い、除外(非承認)の期限
面談実施(着座)課金 面談が実施されたとき L reach 1.5万〜3.5万円(税別)、ミチフル2万円〜、送客くん3.5万円(税別)など 面談成立の条件、キャンセル・遅刻の扱い
採用成果報酬 内定承諾・入社など契約で定めた時点 求職者送客ナビ5万円(税抜、月額と併用) 判定の時点、返金の条件
月額固定・併用 契約に基づいて毎月 求職者送客ナビ月額3万円(税抜、面談し放題) 最低利用期間、利用が少ない月の総額

公表例は各社の公式サイト・公式発表で確認した値です。「成功報酬」と書かれていても、採用が決まったときだけ支払うとは限りません。面談の予約(日程確定)の時点で課金する契約もあるため、予約と実施も分けて確認します。

着座課金の仕組みは着座課金とは?メリット5選と料金相場、成果地点ごとの違いは成功報酬型送客サービスの4課金タイプ比較で詳しく扱っています。

4モデルの使い分け指針

・固定費を避けたい → 面談実施(着座)課金
・求職者への連絡・面談設定を自社で回せて、件数を確保したい → 月額固定+採用成果報酬
・登録者の情報を受け取り、自社で面談につなげたい → 登録(送客)課金
L reachは面談実施(着座)課金で、重複候補者・要件不一致・無断キャンセルは非課金です。

主要サービス8社比較

主要8サービスの課金のタイミングと公表料金をまとめました。対象となる求職者や契約条件まで含めた詳しい比較は求職者送客サービス比較8選、面談数別の費用試算は求職者送客サービスの料金比較8選で紹介しています。

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サービス 課金のタイミング 初期・月額費用 従量・成果費用(公表値)
L reach 面談実施時 0円・0円 1.5万〜3.5万円/面談(税別、職種・エリアで変動)
ミチフル 面談実施時 0円・0円 2万円〜/面談(2025年8月の発表時点)
求職者送客の窓口 面談着座時 0円・0円 個別提案(2.5万円〜の告知あり)
求職者送客ナビ 月額+採用成果 0円・3万円(税抜) 採用成果報酬5万円(税抜)、面談報酬0円
転職会議Clubhouse システム利用料+送客 個別に合意 単価確認書で個別に合意
KIMINARA(キミナラ) 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ
送客くん 面談着座時 0円・0円 3.5万円/着座(税別)
転職AGENT Navi 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ

2026年9月24日に各社の公式サイト・公式発表・利用約款で確認しました。「要問い合わせ」は公表されていない項目です。最低契約期間は、求職者送客ナビがプランにより12か月または24か月、転職会議Clubhouseが初回を個別に合意したうえで3か月ごとの自動更新です。

L reachの特徴

L reachは、foresma株式会社が運営する人材紹介会社向けの求職者送客サービスです。登録者の平均年齢は24.7歳、20代の比率は95.7%で、20代の若手を中心に扱います(営業未経験・20代の母集団形成ガイドも参考になります)。主な特徴は次の3点です。

  1. 全件にオペレーターがプレ面談:15分の電話・オンライン面談で転職意向と希望条件を確かめ、日程調整まで済ませてから送客します
  2. 面談実施時だけの課金:初期費用・月額費用は0円で、面談が実施されたときだけ1.5万〜3.5万円(税別)がかかります
  3. 非課金の条件と契約の柔軟さ:重複候補者・要件不一致・無断キャンセルは非課金で、契約期間の縛りはありません。お問い合わせから最短3営業日で始められます

月20件面談を獲得するための媒体別コスト比較

「月20件の面談を獲得する」という目標で、手段ごとの費用と工数を計算例として並べました。

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手段 月の費用(計算例) CAの工数(仮定) 1面談あたりの費用(工数を除く)
スカウト媒体 利用料50万円 100時間(検索・送信・返信・日程調整) 2.5万円
SNS広告(自社運用) 広告費30万円 20時間(運用・応募者への連絡) 1.5万円
送客サービス(着座課金) 60万〜70万円(3万〜3.5万円×20件) 5時間(受け入れの確認) 3万〜3.5万円

費用・工数・件数はいずれも仮定です。スカウトの返信率や広告から面談に進む割合は、職種・時期・原稿で大きく変わります。

工数を時給換算で加えると、差は縮まります。たとえば時給換算3,000円なら、スカウト媒体は工数分の30万円が加わって1面談4万円、SNS広告は6万円が加わって1.8万円、送客サービスは1.5万円が加わって約3.1万〜3.6万円です。送客サービスは1面談あたりの支払額が高く見えますが、日程調整や事前確認を任せられる分、CAの時間を面談・推薦に回せます。どの手段が得かは、浮いた時間をどれだけ売上につながる業務に使えるかで変わります。

送客サービスのROI計算式

送客サービスの費用対効果は、次の式で確かめます。紹介手数料は売上なので、ROIを出すときは送客費以外の費用も差し引いた利益で考えます。

紹介手数料(売上)=成約数×理論年収×紹介手数料率
送客費=面談数×面談単価
送客費を引いた額=紹介手数料−送客費
ROI=(紹介手数料−送客費−その他の費用)÷送客費×100%

計算例:月10件着座(1件3万円)の場合

  • 送客費=10件×3万円=30万円
  • 成約率15%なら、成約は月平均1.5件
  • 理論年収400万円・手数料率35%なら、1成約の紹介手数料は140万円
  • 紹介手数料=1.5件×140万円=210万円
  • 送客費を引いた額=210万円−30万円=180万円
  • 送客費だけを差し引いた場合のROI=180万円÷30万円×100%=600%

この計算には、CAの人件費や返金の見込みなど、送客費以外の費用が入っていません。実際のROIはこれより低くなります。費用の範囲をそろえた計算方法は求職者集客代行の費用相場とROI計算で解説しています。

送客と求人広告・派遣の違い

「送客サービスと求人広告の違いは?」とよく聞かれます。求人広告は求人の露出を増やすサービス、送客は求職者との面談の機会を届けるサービスです。派遣との違いは、派遣が雇用関係を伴うのに対し、送客は紹介や面談の設定までで、雇用関係は生じない点です。

求職者送客サービスの選び方|3つの軸

軸1:自社のターゲット求職者との親和性

送客サービスごとに得意な属性は違います。20代の若手に強いサービスもあれば、特定の職種に強いサービスもあります。自社が求める人材像と合うかを確かめます。

注意

「幅広い層に対応」とうたうサービスでも、実際の送客は特定の属性に偏ることがあります。年齢構成、希望勤務地、希望職種の送客実績を確認してください。

軸2:スクリーニングの精度

スクリーニング方式 精度 分かること
システムによる自動判定 低(条件の一致のみ) 転職意欲や人柄は分からない
オペレーターの電話確認 中〜高 転職意欲を口頭で確認
オペレーターのオンライン面談 高 人柄や話し方まで確認

「面談したら転職意欲が低かった」を防ぐには、オペレーターによる事前面談があるサービスが候補になります。L reachは全件に15分のプレ面談を行っており、着座率は85%以上です(L reachの公表値)。

軸3:料金体系のリスク

固定費を避けたいなら面談実施(着座)課金、自社で連絡・面談設定を回して件数を確保したいなら月額固定+採用成果報酬、登録者の情報を受け取って自社で面談につなげたいなら登録(送客)課金が候補です。どのモデルでも、最低契約期間と非課金条件まで含めた総額で比べます。CPAの下げ方は人材紹介のCPA削減7選も参考になります。

求職者送客サービスを使うべき会社/使わなくていい会社

使うべき会社 使わなくていい会社
集客の工数を減らしたい 集客がすでに十分機能している
スカウトの返信率が下がっている リファラル・口コミで安定して集客できている
広告運用のノウハウがない・人手が足りない 広告運用のチームを社内に持っている
CPAが上がってROIが悪化している すでに低いCPAで回せている
新規参入で知名度が足りない ブランドの認知度が高く、自然な流入が多い

導入事例5選|集客コスト60%削減・面談数3倍

以下は、L reach編集部が取材・支援の中で聞いた事例を匿名化したものです。職種・期間・施策の組み合わせで結果は変わるため、自社の実績と比べる参考値として読んでください。

事例1:上場企業グループ(500名規模)- 集客コスト60%削減

集客単価の高騰で広告のROIが悪化していた同社は、L reachの着座課金型を導入しました。面談が実施されるまで費用がかからない仕組みに切り替え、集客コストを60%削減しています。(指標:求職者1名あたりの集客費の導入前後比)

事例2:少数精鋭エージェント(5名体制)- 工数80%削減

集客に追われて面談に集中できなかった同社は、集客から日程調整までを送客サービスに任せ、面談設定の工数を80%削減しました。CAが面談・推薦に時間を使える体制になっています。(指標:スカウト送信・日程調整などにかかるCAの作業時間)

事例3:新規参入の紹介会社(設立1年目)- 立ち上げ支援

集客手段がなく面談がほとんどなかった同社は、送客サービスを使い、開始2週間で月20件の面談を確保しました。集客の土台を短い期間でつくった例です。(指標:送客経由の1か月の面談件数)

事例4:20代特化エージェント(15名体制)- 成約率2.25倍

面談ベースの成約率が8%で伸び悩んでいた同社は、L reachのプレ面談済み候補者を受け入れるようにしました。転職意欲を確かめた候補者との面談が中心になり、成約率は8%から18%(2.25倍)に上がっています。(指標:成約数÷面談数)

事例5:地方IT特化エージェント(10名体制)- 面談数3倍

地方の求職者集めに苦戦していた同社は、L reachの送客を取り入れ、月10件だった面談が月30件(3倍)に増えました。地方でのIT人材紹介を続ける土台になっています。(指標:1か月の面談実施件数)

送客サービスの導入前後の変化は求職者送客サービスの導入事例5選、複数のチャネルを組み替えた事例は人材紹介の集客成功事例5選で詳しく紹介しています。

求職者送客サービスを選ぶ際の判断基準|競合との比較ポイント

求職者送客サービスは大手・新興を含めて複数あり、料金体系・対象層・事前確認の深さが違います。自社の規模・運用の段階・取り扱う業界によって、重視する比較軸を変えます。

比較軸1:課金モデル別の代表サービス

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課金モデル 代表的なサービス例 メリット デメリット
面談実施(着座)課金 L reach、ミチフル、求職者送客の窓口、送客くん 面談が実施されたときだけ費用が発生し、固定費がかからない 公表単価はおおむね1.5万〜3.5万円で、1件あたりは高く見える
月額固定+採用成果報酬 求職者送客ナビ 面談数が多いほど1面談あたりの費用が下がる 利用が少ない月も固定費がかかる。最低利用期間はプランにより12か月または24か月
登録(送客)課金 転職会議Clubhouse 転職会議の会員にアプローチできる 面談につなげる連絡は自社で行う。除外には期限内の申請が必要
要問い合わせ KIMINARA、転職AGENT Navi 求職者の希望に合わせたマッチング 法人向けの料金・課金地点が公表されていない

2026年9月24日に各社の公式サイト・公式発表・利用約款で確認しました。

比較軸2:求職者層のターゲット

業界特化の求職者(医療・看護なら業界特化の集客手段)、若手・未経験中心(L reach、ミチフル、求職者送客の窓口、送客くんなど)、転職口コミサイトの会員(転職会議Clubhouse)など、求職者層によって向き不向きが分かれます。各社が公表している対象を整理しました。

サービス 公表されている対象 年齢などの公表値
L reach 20代中心の若手(営業・事務・IT未経験など) 平均24.7歳、20代比率95.7%
ミチフル 20代特化 平均27歳(2025年8月の発表時点)
求職者送客の窓口 18〜34歳の若手未経験層など 公表なし
求職者送客ナビ 20〜34歳の未経験層 公表なし
転職会議Clubhouse 転職会議の会員 公表なし(転職会議全体の登録会員は約1,120万人)
送客くん Z世代・未経験転職層 公表なし
KIMINARA、転職AGENT Navi 求職者の希望をもとにエージェントを紹介 公表なし

各社の公式サイト・公式発表(2026年9月24日確認)によります。サービス全体の属性と、自社に送られてくる候補者の属性は同じとは限りません。

比較軸3:契約条件と解約しやすさ

立ち上げ期は、最低契約期間のないサービスから試すと、合わなかったときに止めやすくなります。L reachは契約期間の縛りがなく、ミチフルは利用期間・人数の縛りなし(2025年8月の発表時点)、求職者送客の窓口と送客くんも最低契約期間なしと案内しています。一方、求職者送客ナビはプランにより12か月または24か月の最低利用期間があり、転職会議Clubhouseは初回の期間を個別に合意したうえで3か月ごとに自動更新されます。料金面の詳しい比較は求職者送客サービスの料金比較8選をご覧ください。

関連記事:求職者送客サービス比較8選、求職者集客代行の選び方、着座課金のメリット5選

L reachと他社送客サービスの差別化ポイント|編集部の率直な見解

L reach編集部としても、L reachが万能だとは考えていません。L reachが合いやすい場面と、他社のほうが合う場面を整理します。

L reachが向いている人材紹介会社

  • 20代の若手(営業未経験・IT未経験・第二新卒)を扱う:登録者は平均年齢24.7歳、20代比率95.7%
  • 初期費用・月額固定費をかけず、面談の実施数だけ支払いたい:着座課金で、重複・要件不一致・無断キャンセルは非課金
  • 集客チャネルを分散させたい:契約期間の縛りがないため、広告・SNS・SEOと併用しやすい
  • 無断キャンセルや日程調整の負担を減らしたい:全件に15分のプレ面談を行い、日程調整まで対応。着座率は85%以上

他社サービスが向いている場合

  • 30代後半〜40代のマネージャー層が中心 → ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなど、ハイクラス向けのスカウト媒体を優先。若手中心のL reachの登録者とは合いません
  • 看護師・薬剤師・介護士などの有資格者が中心 → 業界特化型の集客手段を優先(若手中心の送客では有資格者が少ない)
  • 自社で連絡・面談設定を回せて、件数を多く確保したい → 求職者送客ナビ(月額3万円の面談し放題、別途採用成果報酬5万円・税抜、最低利用期間は12か月または24か月)や採用代行との併用
  • すでに自社のSNS広告などで必要な面談数を確保できている → L reachを足す費用対効果は限られます。自社チャネルを伸ばすほうが合う場合があります

判断に迷う場合は、直近3か月に成約した人の平均年齢・職種・年収の傾向と成約率を整理したうえで、複数のサービスに相談して見積もりを比べるのが現実的です。併用の考え方は求職者送客サービス比較8選で紹介しています。

求職者送客サービスに関するよくある質問(FAQ)

Q
送客サービスと求人広告の違いは?
A
求人広告は求人を多くの人に見てもらうサービスで、送客サービスは求職者との面談や接点を届けてもらうサービスです。求人広告は応募が来るかどうかが読みにくく、応募後の連絡も自社で行います。送客サービスには、日程まで調整した状態で求職者を紹介するものもあります。
Q
送客求職者の登録経路は?
A
主にSNS広告(Meta・TikTokなど)、検索広告、インフルエンサーの紹介、自社メディア(SEO)経由です。どの経路で集めているかはサービスによって違うため、契約前に確認します。L reachはSNS広告などで集めた20代中心の若手を送客しています。
Q
送客サービスと派遣の違いは?
A
派遣は雇用関係を伴うサービスで、派遣会社が雇用主になります。送客サービスは紹介や面談の設定までを担い、雇用関係は生じません。人材紹介会社の集客を支えるサービスです。
Q
導入までの期間は?
A
サービスによって違います。L reachはお問い合わせから最短3営業日で始められます。最初の打ち合わせで対象となる求職者の条件と事前確認の基準をすり合わせ、その後に送客が始まる流れが一般的です。
Q
送客求職者の品質はどう担保される?
A
事前確認の方法はサービスによって違います。オペレーターの面談やヒアリングで転職意欲と希望条件を確かめるものもあれば、登録情報の条件で絞り込むものもあります。面談時間の長さより、何を確認し、どの情報を共有してもらえるかで比べます。
Q
契約期間の縛りはある?
A
サービスによって異なります。L reachは契約期間の縛りがありません。求職者送客ナビはプランにより12か月または24か月の最低利用期間があり、転職会議Clubhouseは3か月ごとの自動更新です。解約の条件は事前に確認してください。
Q
返金保証はある?
A
面談実施(着座)課金では、面談が実施されなければ費用はかかりません。重複や要件不一致を非課金にするかどうかは契約で決まります。L reachは無断キャンセル・要件不一致・重複候補者を非課金としています。
Q
送客とマッチングの違いは?
A
マッチングは求職者と求人企業を直接結びつける考え方で、送客は求職者と人材紹介会社(エージェント)を引き合わせる仕組みです。送客サービスは求人企業への紹介は行わず、エージェントとの面談の機会を届けるところまでを担います。
Q
送客サービスの利用は職業安定法上問題ないか?
A
求人企業への紹介を行うのは、許可を持つ人材紹介会社です。一方で、送客会社の業務が職業紹介や募集情報等提供に当たるかどうかは、実際の業務の内容で判断されます。契約前に、送客会社がどの許可・届出のもとで事業をしているか、求職者への説明と同意、金銭等による誘引の有無を確認してください。

お祝い金の規制は段階的に強まっています。職業紹介事業者については、2021年4月から、社会通念上相当と認められる程度を超える金銭等で求職の申込みを勧奨することが指針で禁止され、2025年1月からはお祝い金等の提供の禁止が許可条件にも加わりました。募集情報等提供事業者も、2025年4月から、労働者になろうとする人への金銭等の提供が原則として禁止されています(2021年の指針改正、2025年1月からの許可条件、募集情報等提供事業者向けの厚生労働省資料)。紹介会社が送客会社に払う着座課金は求職者への金銭提供ではありませんが、課金の方式だけで集客方法の適法性が決まるわけではありません。判断に迷う場合は、管轄の労働局や専門家に確認してください。

費用対効果を見直したい会社様へ

送客サービスのROI、自社の決定単価ベースで判断していますか?

現在の集客費・面談数・成約数をもとに、面談1件と成約1件あたりの費用をL reachが試算します。

相談前に整理できること

  • CPAではなく面談単価で判断
  • 決定単価まで逆算
  • 広告費との併用可否を確認

まとめ|送客サービスで集客のROIを最大化する

求職者送客サービスは、集客と面談前の調整を外部に任せ、CAが面談・推薦に時間を使えるようにする手段です。

  • 送客サービスの役割:求職者を集め、事前確認や日程調整を済ませて紹介会社につなぐ(範囲はサービスによる)
  • 料金体系の選び方:費用が発生する時点(登録・面談実施・採用成果・月額固定)で比べ、固定費を避けたいなら面談実施課金から検討する
  • 選定の3軸:ターゲットとの親和性・スクリーニングの精度・料金体系のリスク

主要8サービスの詳しい比較は求職者送客サービス比較8選、料金の試算は求職者送客サービスの料金比較8選、導入後の変化は求職者送客サービスの導入事例5選で紹介しています。送客・集客代行の関連記事は求職者送客・集客代行ガイドにまとめています。20代を中心とする若手求職者の送客については、L reachの対応条件・費用の相談からお問い合わせください。

更新履歴
  • 2026-09-24:課金モデルを費用が発生する時点で4つに整理し、主要8サービスの料金を公式情報で確認して更新
  • 2026-07-07:料金・契約条件を確認
  • 2026-02-15:公開
L

L reach編集部

人材紹介事業ナレッジ編集チーム

foresma株式会社が運営する求職者送客サービス『L reach』編集部。人材紹介会社の支援実績をもとに、集客・CV・運用ノウハウを発信しています。

集客の費用対効果は、面談単価と成約率、紹介手数料の組み合わせで大きく変わります。自社の数字で確かめたいときはご相談ください。

初期費用・月額費用なし/契約期間の縛りなし