求職者送客

求職者集客代行の選び方|人材紹介会社向け費用・3タイプ比較

公開日 更新日 11分
求職者集客代行の選び方|人材紹介会社向け費用・3タイプ比較

求職者集客代行は「送客型」「スカウト代行型」「広告運用代行型」の3タイプに分かれ、任せられる業務も、見積もりに出てくる費用の項目も違います。送客型なら面談1件あたりの単価(公表例ではおおむね1.5万〜3.5万円)、広告運用代行型なら運用手数料に加えて広告費や制作費がかかる、といった具合です。人材紹介会社向けに、3タイプの違い、外注に向いている会社の特徴、委託先に確認したい質問、送客型を選ぶ5つのポイントを整理しました。

この記事の結論

集客代行は、任せたい業務(広告運用・スカウト送信・面談設定)から選びます。見積もりは運用手数料・広告費(媒体費)・制作費・成果報酬に分けて比べ、社内に残る作業も費用として数えると、総額の違いが見えてきます。

求職者集客代行の3つのタイプ

人材紹介会社向けの集客代行は、大きく3つのタイプに分かれます。費用の詳しい計算は求職者集客代行の費用相場|料金モデル別・ROI計算で扱い、ここでは見積もりに出てくる項目を整理します。

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タイプ 概要 費用モデル 見積もりに出てくる主な項目 工数削減度
送客型 提供会社が集客から面談設定まで担う 成果報酬(着座課金など) 面談単価(公表例はおおむね1.5万3.5万円)、月額費用の有無、非課金条件
スカウト代行型 スカウト送信の作業を代行 月額+従量など 代行の月額・送信数に応じた費用、スカウト媒体の利用料(別契約)
広告運用代行型 Web広告の運用を代行 運用手数料+広告費 運用手数料(広告費に対する率または定額)、広告費(媒体へ払う実費)、LP・バナーなどの制作費

金額は依頼範囲・媒体・件数で大きく変わるため、同じ条件で複数社から見積もりを取って比べてください。送客型の公表例は、2026年9月24日に各社の公式サイト・公式発表で確認した値です。

送客型(最も工数削減効果が高い)

サービス提供会社が、求職者の集客から事前確認、日程調整までをまとめて担うタイプです。紹介会社は面談と推薦に集中できるため、3タイプのなかでは社内に残る作業がもっとも少なくなります。

L reachをはじめとする求職者送客サービスがこのタイプです。着座課金なら、面談が実施されるまで費用はかかりません。ただし、データベースや登録者の情報を受け取るタイプの送客サービスでは、連絡や日程調整を自社で行います。各サービスの比較は求職者送客サービス比較8選で紹介しています。

スカウト代行型

ビズリーチやdoda Recruitersなどのスカウト媒体を使った送信作業を、外部に委託するタイプです。ターゲットの選定や文面の作成を経験のある担当者に任せることで、返信率の改善が期待できます。

見積もりでは、代行の費用とは別にスカウト媒体の利用料がかかる点に注意します。媒体の契約者が自社か代行会社か、送信数の上限と追加料金、返信後の日程調整を誰が担うかも確認します。

広告運用代行型

Google広告やMeta広告の運用を、広告代理店などに委託するタイプです。運用の最適化でCPAの改善が期待できますが、応募を受け付けるLPやフォームの整備が前提になります。

見積もりは、運用手数料(広告費に対する率または定額)、広告費(媒体に払う実費)、LP・バナー・計測設定などの制作費に分けて確認します。手数料が広告費の率で決まる場合、広告費を増やすと手数料も増えます。広告アカウントや制作物の所有権と、解約後に引き継げるかどうかも比較のポイントです。

どんな会社が集客代行を使うべきか

事業報告を提出した有料職業紹介事業所は30,561(厚生労働省、令和6年度)で、ホワイトカラー職種の人材紹介市場は2024年度に4,490億円(前年度比12.0%増、矢野経済研究所)です。求職者との接点を自社だけで確保しきれない場合に、集客の一部を外部に任せる選択肢があります。次の4つに当てはまる会社は、検討する価値があります。

1

キャリアアドバイザーが集客を兼務している

面談と集客を同じ人が抱えると、どちらにも十分な時間を割けなくなります。成約率を上げたいなら、集客の作業を切り出すのが有効です。

2

面談数が月によって不安定

自社集客だけでは面談数が安定しない場合、送客型の代行で月の面談数の下限を確保しやすくなります。見込みが立てば、事業計画の精度も上がります。

3

新規参入で集客チャネルがない

事業の立ち上げ期は知名度がほとんどありません。自社の集客が育つまでのつなぎとして、固定費のかからない送客サービスを使う方法があります。立ち上げ期の集客は人材紹介の立ち上げ集客|開業直後から面談を獲得する5つの秘訣で解説しています。

4

面談1件あたりのコストを一定にしたい

広告費は成果の変動が大きく、CPAが急に上がることがあります。着座課金型の送客サービスなら、面談1件あたりの費用を一定にでき、予算を立てやすくなります。

送客型サービスの選び方

集客代行のなかでも社内に残る作業がもっとも少ない「送客型」を選ぶときのポイントを整理します。

ポイント1: スクリーニングの仕組み

送客の質を左右する最大の要因は、事前確認(スクリーニング)の仕組みです。

スクリーニングの違い

オペレーター面談型: オペレーターが電話やオンラインで面談し、転職意欲・人柄・条件の合致を確かめてから送客します。「会ってみたら違った」が起きにくいタイプです。L reachはこのタイプで、全件に15分のプレ面談を行い、着座率は85%以上です(L reachの公表値)。

システム判定型: 登録情報をもとにシステムが自動で判定します。対応は速い一方、転職意欲の見極めには限界があり、面談の歩留まりが下がりやすくなります。

ポイント2: 料金体系のリスク

着座課金型なら面談の実施時にだけ課金されるため、固定費のリスクは小さくなります。あわせて、非課金条件(重複候補者・要件不一致・無断キャンセルなど)がどう決められているかを確かめます。成果地点の違いは着座/送客/成約/月額の4課金タイプ比較で整理しています。

ポイント3: 情報共有の仕組み

送客された求職者の情報をどう受け取るかも、運用の負担を左右します。

  • CRM連携: ステータス管理や日程調整をリアルタイムで共有できる
  • スプレッドシート: 柔軟だが、手作業の管理が増える
  • メール: 情報を一か所にまとめにくい

受け取り方法に加えて、ステータスの更新を誰が行うか、面談結果をいつまでに返すかも、導入前にすり合わせておきます。

ポイント4: ターゲット層の一致

送客サービスが得意とする求職者の属性と、自社が求める人材像が合っているかを確認します。年齢構成・希望職種・希望勤務地などの送客実績を、事前に出してもらうと判断しやすくなります。

出典: L reach公表値

L reachの登録者は、平均年齢24.7歳、20代比率95.7%です。希望する職種・勤務地・件数によって、送客できる人数や単価は変わります。

比較検討中の人材紹介会社様へ

集客代行の選び方、料金よりも「面談化率」で比較できていますか?

L reachは比較検討中の人材紹介会社様向けに、面談単価・契約条件・運用工数を無料相談で個別に整理してご提案しています。

相談前に整理できること

  • 主要な獲得ルートを比較
  • 面談単価・工数を整理
  • 自社に合う送客条件を確認

ポイント5: 集客手法の適法性(お祝い金規制への対応)

お祝い金による求職者集めへの規制は、段階的に強まっています。職業紹介事業者については、2021年4月から社会通念上相当と認められる程度を超える金銭等で求職の申込みを勧奨することが指針で禁止され、2025年1月からはお祝い金等の提供の禁止が許可条件にも加わりました。募集情報等提供事業者も、2025年4月から金銭等の提供が原則禁止です(2021年の指針改正2025年1月からの許可条件募集情報等提供事業者向けの厚生労働省資料)。委託先が謝礼で面談を集めていた場合、送客の質と継続性の両面でリスクがあります。契約前に、(1)集客チャネル(広告・SNS・SEOなど)、(2)求職者への金銭インセンティブの有無、(3)個人情報の管理体制、の3点を確認してください。

集客代行のメリット・デメリット

メリット

  1. 面談設定の工数を減らせる: 送客型なら集客から日程調整までを任せられ、CAは面談と推薦に集中できる
  2. コストのリスクを管理しやすい: 着座課金型なら、面談が実施されなければ費用はかからない
  3. 面談数を安定させやすい: 人材紹介の母集団形成方法5選と組み合わせ、月の面談数に下限を設けられる
  4. 早く始められる: 自社で広告やLPを一から整えるより早く面談を始めやすい(L reachはお問い合わせから最短3営業日で開始)

導入後の変化は求職者送客サービスの導入事例5選で紹介しています。

デメリット

  1. 自社の集客力が育ちにくい: 外部に頼るリスクを踏まえ、人材紹介会社の集客方法7選を参考に自社集客も並行して強化する
  2. サービスごとの品質差: 事前確認が甘いサービスだと、面談の歩留まりが悪い
  3. 競合への同時送客: 独占送客でない場合、早い対応が求められる
デメリットへの対策

「集客力が育たない」というデメリットには、送客サービスで面談数の下限を確保しながら、自社のSEOやオウンドメディアを並行して育てる方法があります。短期は送客サービス、長期は自社集客という二段構えにしておくと、外部への依存度を下げられます。

代行タイプ別の費用比較

見積もりを比べるときは、費用を次の項目に分けて並べます。金額の目安と計算方法は求職者集客代行の費用相場で解説しています。

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費目 内容 主に発生するタイプ 確認すること
成果報酬(面談単価など) 面談実施・登録・採用などの成果に対する料金 送客型 成果の定義、非課金条件、税込・税抜の別
代行の月額・運用手数料 運用・送信・報告・改善などの作業の対価 スカウト代行型、広告運用代行型 作業範囲、手数料の算定方法(広告費に対する率か定額か)
広告費・媒体費(実費) 広告配信費、スカウト媒体の利用料 広告運用代行型、スカウト代行型 代行費に含むか別払いか、契約者は誰か
制作費 LP・バナー・動画・計測設定 広告運用代行型 修正回数、所有権、解約後の扱い
社内工数 確認・引き継ぎ・連絡・面談後の対応 すべて 担当者と作業時間(時給換算で費用に加える)

集客代行 導入までの4ステップ

1

候補2〜3社に属性データ・非課金条件を請求

送客される求職者の年齢構成・職種・エリアの実績と、非課金条件(重複・要件不一致・キャンセル時の扱い)を、候補の各社から取り寄せます。

2

要件定義(ターゲット・単価・週次件数)

自社の注力職種・エリア・許容できる面談単価・週あたりの受け入れ可能件数を文書にまとめ、各社に共有します。

3

月5〜10件でトライアル

初月は小規模で始め、面談の質(転職意欲・条件の合致)を自社のCAが直接評価します。

4

CPA・面談実施率・成約率で判定

評価に使う件数と期間を事前に決めておき、3つの指標で継続・拡大・乗り換えを判断します。成約までの期間は職種によって違うため、数件の面談だけで結論を出さないようにします。

求職者集客代行に関するよくある質問(FAQ)

Q
最低契約期間はありますか?
A
サービスにより異なります。送客型では、L reach、ミチフル(2025年8月の発表時点)、求職者送客の窓口、送客くんが最低契約期間なしと案内している一方、求職者送客ナビはプランにより12か月または24か月の最低利用期間があります。スカウト代行や広告運用代行は契約ごとに期間が決まるため、見積もりの段階で確認してください。
Q
返金保証はありますか?
A
送客型(着座課金型)では、面談が実施されなければ費用はかからないのが基本です。重複や要件不一致の扱いは契約で決まるため、非課金条件と申告の期限を契約前に確認しましょう。
Q
代行を使いながら自社の集客力も高められますか?
A
はい。代行サービスで面談数を確保しながら、オウンドメディアやSNSなど自社集客の基盤を並行してつくる進め方があります。代行先に任せる範囲と、自社で育てる範囲を最初に分けておくと進めやすくなります。
Q
集客代行は複数社を併用できますか?
A
契約上の制限がなければ併用できます。属性の異なる2〜3社を並行して使い、CPA・面談実施率・成約率で比べて絞り込む方法もあります。重複候補者の扱い(どちらの課金になるか)は、契約前に確認してください。

求職者集客代行サービスを選ぶ際の判断基準|競合との比較ポイント

求職者集客代行には、送客型・スカウト代行型・広告運用代行型を合わせて多くのサービスがあります。料金体系や対象層が大きく違うため、自社の規模・取り扱う業界・運用の段階で、重視する比較軸を変えます(人材紹介サービス比較完全ガイドも参考になります)。

比較軸1:代行範囲と工数削減度

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タイプ 代表的なサービス例 任せられる範囲 社内に残る主な作業
送客型(面談設定まで) L reach、ミチフル、求職者送客の窓口、送客くん 集客・事前確認・日程調整 面談・推薦、結果の共有
送客型(データベース・情報提供) 求職者送客ナビ、転職会議Clubhouse 求職者の情報の提供 初回連絡・日程調整・リマインド
スカウト代行型 採用代行(RPO)各社 スカウト送信 返信後の日程調整・面談
広告運用代行型 広告代理店 広告の設定・配信・改善 応募者への連絡・日程調整・面談

送客型の分類は、2026年9月24日に各社の公式サイト・公式発表・利用約款で確認しました。料金は求職者送客サービスの料金比較8選で比べています。

比較軸2:求職者の属性とスクリーニング深さ

送客型を比べるときは、送客される求職者の属性と、事前確認の方法・確認項目を並べます。L reachは20代中心(平均24.7歳)で全件に15分のプレ面談、ミチフルは20代特化で60分のキャリア面談、求職者送客の窓口は18〜34歳の若手未経験層などに事前カウンセリングを行って議事録を共有、求職者送客ナビは20〜34歳の未経験層のデータベースを見て参加を依頼する仕組みです。面談率などの実績値は各社で集計条件が違うため、同じ表で順位はつけられません。自社の職種・勤務地で直近どれだけ送客できるかを、各社に聞いて比べてください。詳しい比較は求職者送客サービス比較8選で紹介しています。

比較軸3:契約条件と解約しやすさ

送客型では、L reachは契約期間の縛りがなく、ミチフルは利用期間・人数の縛りなし(2025年8月の発表時点)、求職者送客の窓口と送客くんも最低契約期間なしと案内しています。一方、求職者送客ナビはプランにより12か月または24か月の最低利用期間があり、転職会議Clubhouseは3か月ごとの自動更新です。立ち上げ期は、最低契約期間のないサービスから試すと、合わなかったときに止めやすくなります。

関連記事:求職者送客サービス比較8選求職者送客サービスの料金比較8選着座課金のメリット5選

契約前に委託先へ確認したい質問

どのタイプを選ぶ場合も、次の質問に同じ形式で答えてもらうと、提案を比べやすくなります。

  1. 何を成果として数えますか(登録・面談の予約・面談の実施・採用決定)?
  2. 対応できる職種・地域・年齢層はどこまでですか?直近で送客できる件数の見込みは?
  3. 見積もりに含まれる費用と、別に払う費用(広告費・媒体費・制作費など)は何ですか?税込・税抜のどちらですか?
  4. 社内に残る作業は何ですか(連絡・日程調整・リマインド・結果の報告)?
  5. 最低契約期間、更新、解約の申出期限はどうなっていますか?
  6. 広告アカウント・制作物・候補者のデータは、解約後に誰のものになりますか?
  7. 求職者をどう集めていますか(金銭等のインセンティブの有無、説明と同意の取り方)?

L reachと他社集客代行の差別化ポイント|編集部の率直な見解

L reach編集部としても、L reachが万能だとは考えていません。L reachが合いやすい場面と、他社のほうが合う場面を整理します。

L reachが向いている人材紹介会社

  • 20代の若手(営業未経験・IT未経験・第二新卒)を扱う
  • 初期費用・月額固定費をかけず、面談の実施数だけ支払いたい
  • 集客チャネルを分散させたい(広告・SNS・SEOと併用)
  • 無断キャンセルや日程調整の負担を減らしたい(全件15分のプレ面談、着座率85%以上)

他社サービスが向いている場合

  • 30代後半〜40代のマネージャー層が中心 → ビズリーチなどのスカウト媒体を使ったスカウト代行を優先。若手中心のL reachの登録者とは合いません
  • 医療・看護・介護の有資格者が中心 → 業界特化型の集客手段を優先。若手中心の送客では有資格者が少ない
  • 自社で連絡・面談設定を回せて、件数を多く確保したい → 求職者送客ナビのようなデータベース型と、自社のアプローチ体制の組み合わせが現実的
  • 広告運用のノウハウを社内に蓄積したい → 広告運用代行型を選び、運用を学びながら内製化を目指すのも選択肢

判断に迷う場合は、直近3か月に成約した人の平均年齢・職種・年収の傾向を整理したうえで、複数のサービスに相談して見積もりを比べるのが現実的です。

まとめ

求職者集客代行は、人材紹介会社の「集客→面談」のボトルネックを解消する手段の一つです。任せる範囲と見積もりの項目を整理して選べば、CAが面談と推薦に使える時間を増やせます。 関連記事の一覧は求職者送客・集客代行ガイドにまとめています。

  • 社内に残る作業がもっとも少ないのは送客型(集客から面談設定まで任せられるタイプ)
  • 固定費のリスクが小さいのは着座課金型(面談実施時のみ課金)
  • 見積もりは運用手数料・広告費(媒体費)・制作費・成果報酬・社内工数に分けて比べる
  • 品質の決め手は事前確認の方法(オペレーター面談かシステム判定か)

各サービスの詳細比較は「求職者送客サービス比較8選」、費用の計算方法は「求職者集客代行の費用相場」、送客サービスの仕組み全体は「求職者送客サービスとは?」で解説しています。

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L reach編集部

人材紹介事業ナレッジ編集チーム

foresma株式会社が運営する求職者送客サービス『L reach』編集部。人材紹介会社の支援実績をもとに、集客・CV・運用ノウハウを発信しています。

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