集客ノウハウ

人材紹介のLINE活用集客術|友だち追加から面談誘導5ステップ

公開日 更新日 10分
人材紹介のLINE活用集客術|友だち追加から面談誘導5ステップ

人材紹介でLINE公式アカウントの活用を考えている経営者・CAに向けて、友だち追加から面談の予約までを5つのステップで紹介します。広告で友だちを集める工程と、友だちになった人へ連絡する工程を分けて考えると、どこを直せば面談が増えるのかが見えやすくなります。

電話やメールに比べて、LINEは20〜30代の求職者と連絡を取りやすい手段です。一方でLINE公式アカウントは、友だちになった人にしかメッセージを送れません。新しい求職者を集める広告やSNSとは役割が違うため、成果も分けて数えます。

この記事の結論

LINE公式アカウントは、友だちになった求職者を面談の予約まで案内する「追客」の手段です。友だち追加の導線 → 登録直後の自動メッセージ → 予約リンクの順に整え、効果は自社の配信データ(開封数・クリック数・予約数)で確かめます。

人材紹介のLINE活用が有効な3つの理由

広告とLINE公式アカウントの役割の違い

LINE広告(2026年6月30日以降の新規申込はLINEヤフー広告)は、まだ接点のない人に届ける新規獲得の手段です。LINE公式アカウントのメッセージは、友だち追加してくれた人にだけ届く追客の手段です。以下では主に後者の使い方を扱います。

理由1: メッセージを見てもらいやすい

LINEヤフーは、LINE公式アカウントのメッセージについて「約8割がその日のうちに開封」と案内しています。ただしこれは、2021年7月のアンケート(2,060人)で、メッセージを受け取ってから見るまでの体感を聞いた結果です。すぐ見ると答えた人が約2割、3〜6時間以内が過半数でした。人材紹介の配信で実際に測った開封率ではないため、自社の開封率は管理画面の配信ごとの開封数で確かめ、メールと比べるときも自社の数字どうしで比べます(LINE公式アカウントの案内)。

理由2: 20代求職者のほとんどが使っている

LINEの国内月間利用者数は1億人(2026年3月末時点、LINEヤフー公表)です。総務省の令和7年度の調査でも、LINEの利用率は全年代で92.9%、20代では97.7%でした。電話に出ない若い求職者でも、使い慣れたLINEなら気軽にやり取りできます。ただし、1億人全員に自社から配信できるわけではなく、メッセージが届くのは友だち追加してくれた人だけです。20代の母集団形成全体の設計は20代の母集団形成ガイドを参照してください。

理由3: 自動化による工数削減

LINE公式アカウントのリッチメニュー・あいさつメッセージ・ステップ配信を使えば、登録直後の案内や予約の受付を自動化できます。あいさつメッセージや応答メッセージは配信通数に数えられないため、無料のコミュニケーションプランでも、登録直後の案内は自動で送れます。

出典: 総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」LINEの利用率は全年代で92.9%、20代で97.7%、40代で96.6%でした(2026年6月公表)。調査結果の概要(PDF)

人材紹介のLINE活用集客5ステップ

ステップ1: LINE公式アカウントの開設・設計

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アカウント開設と初期設計

LINE公式アカウントを開設し、以下の初期設定を行います。

  • プロフィール: 会社名・サービス内容・対応エリアを明記
  • リッチメニュー: 「転職相談する」「求人を見る」「よくある質問」の3ボタンを設置
  • あいさつメッセージ: 友だち追加直後に自動送信。自己紹介と次のアクション(アンケート回答など)を案内

ステップ2: 友だち追加の導線を設計

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友だち追加の導線設計

友だち追加数を増やすために、複数のタッチポイントにLINE登録への導線を設置します。

  • 自社Webサイト・LP: ファーストビューにLINE友だち追加ボタンを設置
  • SNS広告: Instagram・TikTok広告からLINE友だち追加へ誘導
  • LINEヤフー広告: 友だち追加を目的にした「友だち追加広告」を使う。LINE公式アカウントの管理画面からも出稿でき、友だち追加されたときだけ費用がかかる(認証済みアカウントであることなどの条件あり)
  • スカウトメール: メール内にLINE登録リンクを記載
  • 面談後フォロー: 面談後にLINEでの連絡に切り替え

LINE広告は2026年6月30日で新規アカウントの申込を終え、LINEヤフー広告に統合されました。すでにLINE広告を使っている場合は移行の手続きが別にあり、LINE広告の配信は2026年10月下旬頃に停止する予定です(新規アカウント作成終了のお知らせ友だち追加広告のマニュアル)。

友だちを集める入口の作り方は、TikTokなら人材紹介のTikTok採用・集客術、SNS全体なら人材紹介のSNS集客総合ガイド2026で扱っています。集客チャネル全体は人材紹介の集客方法7選にまとめています。

友だち追加インセンティブの法規制

職業紹介事業者は、2021年4月から指針で、社会通念上相当な程度を超える金銭等で求職の申込みを勧奨することが禁じられ、2025年1月からはお祝い金等の提供禁止が許可条件にも加わりました(厚生労働省の資料)。「友だち追加で現金・ギフト券進呈」のようなキャンペーンは行わず、非公開求人の案内や適職診断など、情報の価値で登録する理由をつくります。

ステップ3: 自動応答でナーチャリング

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自動応答でナーチャリング

友だち追加後のステップ配信で、求職者の温度感を高めます。

配信スケジュール例:

  • 追加直後: 挨拶 + 簡易アンケート(希望職種・転職時期)
  • 1日後: 転職成功事例の紹介
  • 3日後: 面談のメリットと予約リンクの送付
  • 7日後: 未予約者にリマインド

ステップ配信は配信通数に数えられるため、友だちが増えてきたら月の通数と料金プランを見直します。アンケートをLINE公式アカウントのリサーチ機能で作っている場合、同機能は2026年12月2日に提供終了の予定なので、フォームなど別の方法も用意しておきます。ナーチャリングの基本は人材紹介のナーチャリングとはで解説しています。

そのまま使える配信文例(3通):

1通目(追加直後):「友だち追加ありがとうございます。担当の◯◯です。ぴったりの求人をお届けするため、3問だけ教えてください(希望職種・エリア・転職時期)→回答はこちら」

2通目(3日後):「◯◯様と同じ20代・未経験からの転職成功事例をご紹介します。面談では非公開求人も含めてご提案できます。30分のオンライン面談、今週のご都合はいかがですか?」

3通目(7日後・リマインド):「まだ転職を迷っている段階でも大丈夫です。市場価値診断だけでも受けてみませんか?ご希望の日時をタップで選べます→予約カレンダー」

ステップ4: 面談予約への誘導

友だち追加から面談予約への導線を短くします。リッチメニューから直接カレンダーの予約ページに飛べるようにしておくと、予約までの手間が減ります。

日程調整の効率化は人材紹介の面談設定効率化5選、面談に来てもらうための工夫は面談誘導率を上げる5ステップで紹介しています。

ステップ5: 面談後のフォローもLINEで

面談後の企業紹介、選考状況の共有、内定後のフォローもLINEで行うことで、候補者とのやり取りを途切れさせずに続けられます。

LINE運用のKPIと配信カレンダー例

追うべき4指標

指標 目安 確認頻度
友だち追加数 100人〜(広告併用時) 週次
ブロック率 3%未満 週次
配信クリック率 8〜15% 配信ごと
面談予約率 友だちの5〜10% 月次

目安は、自社の基準ができるまでの仮の目標として編集部が置いた値です。統計ではないため、2〜3か月運用したら自社の実績に置き換えてください。

KPI全体の設計は人材紹介のKPI設定方法(初心者向け7指標)を参照してください。

1ヶ月の配信カレンダー例(週2回)

配信1(火) 配信2(金)
1週目 新着求人ピックアップ3件 転職ノウハウ(職務経歴書の書き方)
2週目 成功事例(同年代の転職ストーリー) 適職診断コンテンツ
3週目 業界年収データ 面談予約の空き枠案内
4週目 よくある質問への回答 月末キャンペーン(非公開求人紹介)

週2回配信すると、友だち1人あたり月8通前後になります。1か月を4週として計算すると、友だちが625人を超えるとライトプランの無料メッセージ(月5,000通)に収まらなくなり、コミュニケーションプラン(月200通)なら25人が上限です(計算例)。

人材紹介におけるLINE集客の成功事例

20代特化エージェント マーケティング担当

「LINE公式アカウントを入れてから、電話に出ない20代の求職者とも連絡が取れるようになりました。LINEなら数分で返信が来ることも多く、面談の日程もLINEの中で決められます。広告費は変えずに、面談につながる人が増えました。」

L reach編集部が取材で聞いた事例を匿名化したものです。職種・地域や、あわせて行った施策によって結果は変わります。

面談率の考え方と上げ方は面談率とは|業界平均と上げる7つの方法で整理しています。

LINE集客と求職者送客サービスの組み合わせで効果を最大化

LINEは友だちになった人との連絡には向いていますが、友だちの数そのものを増やすには、広告やSNSの運用が別に必要です。自社でLINEの仕組みを整えながら、足りない面談数を送客サービスで補う方法もあります。送客サービスの仕組みは求職者送客サービスとはで解説しています。

L reach(エルリーチ)は、SNS広告などで集めた20代中心の求職者に、オペレーターが全件15分のプレ面談をしてから送客する着座課金型のサービスです(着座率85%以上)。自社のLINEの仕組みが軌道に乗るまでの間も、面談の受け皿を確保できます。

L reach(エルリーチ)の利用条件
  • 初期費用・月額費用0円。面談が実施されたときだけ1.5万〜3.5万円(税別)がかかる着座課金
  • 全件にオペレーターが15分のプレ面談をしてから送客。登録者の平均年齢は24.7歳
  • 重複・要件不一致・無断キャンセルは非課金。契約期間の縛りはありません

コミュニケーションツール比較

→ 表は横にスクロールできます

ツール 見てもらいやすさ 即時性 コスト 双方向性
LINE 高い 高い 低〜中 高い
メール 低い 低い 低い 低い
電話 非常に高い 低い 非常に高い
SMS 高い 高い 低い 低い

編集部の見立てによる比較です。LINEの「見てもらいやすさ」は、LINEヤフーのアンケート(2021年7月、体感の回答)を参考にしたもので、実測の開封率を比べたものではありません。

LINE活用集客に関するよくある質問(FAQ)

Q
LINE公式アカウントの運用コストはいくらですか?
A
無料の「コミュニケーションプラン」(無料メッセージ月200通)から始められます。配信が増えたら「ライトプラン」(月額5,000円・月5,000通)、「スタンダードプラン」(月額15,000円・月30,000通)に切り替えます(いずれも税別)。無料メッセージを超えて追加配信できるのはスタンダードプランだけで、追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定されます。あいさつメッセージや応答メッセージ、1対1のチャットは通数に数えられません(2026年9月24日確認。最新はLINEヤフー for Businessの料金プランで確認してください)。
Q
LINE活用はすぐに効果が出ますか?
A
友だちが少ないうちは配信ごとの反応を比べにくいため、まずは100人程度を一つの区切りにして、クリック率や予約率を見始めるとよいでしょう。広告で友だちを集める場合、何人集まるかは予算と友だち追加1件あたりの単価で決まります。
Q
LINEとメールはどちらを使うべきですか?
A
年代で決めつけず、求職者が希望する連絡手段に合わせます。総務省の令和7年度の調査では、LINEの利用率は40代・50代でも9割を超えています。書類のやり取りや記録を残したい連絡はメール、日程調整や短い確認はLINE、と用途で使い分けると迷いにくくなります。
Q
ブロックされた場合はどうすればいいですか?
A
ブロックを解除するかどうかは求職者が決めることなので、こちらから元に戻す方法はありません。配信は週1〜2回までにし、求人情報や面接対策など、本人の希望に合う内容に絞ります。最初のあいさつメッセージで、どんな情報をどのくらいの頻度で送るかを伝えておくと、ブロックされにくくなります。連絡の停止を望んだ人を、電話など別の経路で繰り返し追いかけることは避けます。
Q
LINE公式アカウントの運用代行の費用相場は?
A
代行会社によって作業範囲と料金の決め方が違うため、一律の相場は言いにくいのが実情です。アカウント設計、配信コンテンツの作成、友だち追加施策の運用のどこまでを任せるかを決めてから、見積もりを比べます。自社で運用するなら、LINE公式アカウントの月額料金(コミュニケーションプランは0円)から始められます。
Q
友だち追加を増やす効果的な方法は?
A
LP・Webサイトの友だち追加ボタン、面談時のQRコード、SNS広告やLINEヤフー広告の友だち追加広告からの誘導が主な入口です。「友だち追加で非公開求人を配信」のように、登録すると何が届くのかを示すと、追加する理由が伝わります。現金やギフト券のような金銭的な特典はつけません。
出典: LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント」リッチメニュー・あいさつメッセージ・ステップ配信などの機能は、LINE公式アカウントの案内ページで確認できます。
広告・SNS・SEOだけで面談数が足りない会社様へ

LINE単独でなく、広告→LINE→面談の導線で見ていますか?

L reachは広告・SNS・SEOと併用できる送客サービスです。チャネルの隙間を埋め、月内の面談数を底上げします。

相談前に整理できること

  • チャネル別の不足を整理
  • 今月の面談数を補完
  • 送客併用の可否を確認

まとめ|人材紹介のLINE活用で集客効率を改善しよう

LINE公式アカウントは、友だちになった求職者を面談の予約まで案内する追客の手段です。友だち追加の導線、登録直後の自動メッセージ、予約リンクの順に整え、効果は自社の配信データで確かめます。新しい求職者を集める広告とは分けて数え、LINEへの広告は2026年6月30日以降、LINEヤフー広告で申し込みます。 関連記事の一覧はLINE・CRM・KPI改善で面談化率を上げる運用ガイドにまとめています。

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L reach編集部

人材紹介事業ナレッジ編集チーム

foresma株式会社が運営する求職者送客サービス『L reach』編集部。人材紹介会社の支援実績をもとに、集客・CV・運用ノウハウを発信しています。

一つのチャネルに頼りすぎないよう、面談が足りない月だけ送客サービスで補う使い方もできます。

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