Indeedは、日本での月間総訪問数が3,530万以上(2026年7月、Indeed公表)にのぼる求人検索エンジンです。人材紹介会社がIndeedで求職者を集めるための5ステップ(アカウント開設・求人の最適化・スポンサー求人の運用・応募後の対応・効果測定)と、掲載基準で注意したい点をまとめました。応募単価を半分以下に下げた事例も紹介します。
ただし、人材紹介会社の求人は無料では掲載できず、スポンサー求人(有料掲載)が前提です。求人の書き方と予算の管理しだいで、応募単価には大きな差が出ます。
人材紹介会社のIndeed活用は、掲載基準に沿った求人づくり(紹介先の社名と、人材紹介による求人であることの明記)を前提に、「求人タイトルの最適化」「スポンサー求人の費用対効果管理」「応募後の即時対応」の3つを回すことがポイントです。
人材紹介のIndeed活用を検討すべき理由
Indeedは、さまざまな求人をまとめて検索できる「求人検索エンジン」で、掲載期間ごとに料金がかかる従来の求人サイトとは仕組みが違います。Indeedが公表する日本の月間総訪問数は3,530万以上(SimilarWeb調べ、2026年7月)で、モバイルからの利用率は85%です。
- 仕事を探している人に、求人単位で届けられる
- スポンサー求人はクリック課金で、予算の上限を決めて配信できる
- 日本の月間総訪問数は3,530万以上(2026年7月、Indeed公表。訪問の回数で、利用者の人数ではありません)
無料掲載と有料掲載の違い(人材紹介会社は有料掲載)
Indeedには、費用をかけずに掲載する「無料掲載」と、クリックなどに応じて費用を払い露出を増やす「スポンサー求人」があります。ただしIndeedの利用規約では、人材紹介会社や人材派遣会社が掲載する求人は有料掲載が必要とされています。採用企業が自社の求人を出す場合とは条件が違う点に注意してください(Indeed利用規約、2026年9月24日確認)。
| 項目 | 無料掲載 | スポンサー求人(有料) |
|---|---|---|
| 費用 | 0円 | クリック課金(単価は職種・勤務地・時期で変動) |
| 表示 | 表示される期間や応募数に上限がある | 無料掲載より高い頻度で表示される |
| 人材紹介会社の求人 | 使えない(有料掲載が必要) | 使う |
| 向いているケース | 採用企業が自社の求人を試しに出す | 人材紹介会社の求人、応募数を増やしたい求人 |
有料掲載でも、掲載基準に合わない求人は表示されないことがあります。お金を払えば必ず表示されるわけではない点も押さえておきます。
人材紹介会社特有の活用法
人材紹介会社がIndeedを使う場合、応募の入口は紹介先の実在する求人です。Indeedの掲載基準では、1つの求人は「1職種・1勤務地」が原則で、勤務地・職種名・応募条件・給与体系の明記が求められます。人材紹介会社の求人は、会社名に紹介先(実際の雇用主)の社名を設定し、人材紹介会社による求人であることを本文に明記します。「20代向け転職サポート」のようにサービスそのものを宣伝する掲載や、登録を集めるためだけの求人は基準に合わないため使いません(Indeedの掲載基準の解説、会社名に関するガイドライン)。
応募した人には、まず応募した求人について説明し、希望に応じてほかの求人も紹介します。実際には紹介できない求人で応募を集める状態にならないよう、募集が終わった求人はすぐに取り下げます。
人材紹介のIndeed活用を成功させる具体的な5ステップ
アカウント開設 → 求人作成の最適化 → スポンサー求人の設定 → 応募後の対応フロー構築 → 効果測定と改善の5ステップで進めます。
ステップ1: アカウント開設と初期設定
Indeed企業アカウントの開設
Indeedの企業向けアカウントを開設し、会社情報を登録します。投稿した求人は審査があり、内容に問題がなければ最大72時間程度で掲載されます。
初期設定のポイント:
- アカウントの企業名は、自社(人材紹介会社)の正式名称で登録する
- 会社ページに自社の強み・サポート内容を記載する(転職支援の実績の数字は、集計の条件と時点を添える)
- ロゴ画像・カバー画像を設定する
- 応募受付用のメールアドレスを専用アドレスにする(対応漏れ防止)
ステップ2: 求人掲載の最適化
求人タイトル・本文の最適化
求職者は職種名や勤務地で求人を探すため、求人タイトルには実際の職種名を入れます。自社名やキャッチコピーではなく、紹介先の仕事の中身が伝わる言葉を選びます。
求人タイトルの例:
- ×「キャリアアドバイザーがご紹介|非公開求人あり」
- ○「営業職|年収500万円以上|東京都|未経験歓迎」
- ○「ITエンジニア|リモート可|年収600万〜800万」
本文のポイント:
- 仕事内容・応募資格・給与・勤務地を明確に記載(1求人につき1職種・1勤務地)
- 会社名の欄には紹介先の社名を入れ、本文に「職業紹介事業者である自社による紹介求人」であることと、自社の情報を分けて書く
- 紹介先の社名を出せない非公開求人は、Indeedへの掲載に向かない
- 箇条書きを活用して読みやすくする
ステップ3: スポンサー求人の設定と予算管理
スポンサー求人の運用
スポンサー求人はクリック課金型で、予算の上限を決めて配信できます。求人がクリックされたときにだけ費用が発生し、いつでも開始・停止できます。
予算設定の目安(クリック単価は職種により50〜300円、月間予算はまず5〜10万円でテスト運用):
| 職種 | クリック単価目安 | 応募単価目安 |
|---|---|---|
| 営業・事務 | 100〜250円 | 1,500〜3,000円 |
| ITエンジニア | 150〜300円 | 2,000〜3,000円 |
| 医療・介護 | 80〜200円 | 1,200〜2,500円 |
| 軽作業・物流 | 50〜150円 | 1,000〜2,000円 |
L reach編集部が運用実績と公開情報から整理した目安で、統計ではありません。Indeedの料金は、求人の需要と供給、職種、勤務地、時期などで変わります。
Indeed以外も含めた媒体別の相場は人材紹介の広告費はいくら?媒体別CPA相場早見表、医療・看護領域は看護師転職の広告CPA相場【2026】で比べられます。
運用のコツ:
- 応募が集まりにくい求人にスポンサーを集中させる
- 応募が集まりやすい曜日・時間帯を確かめ、その時間に応募へすぐ連絡できる体制を置く
- 2週間ごとにクリック率・応募率を確認し、タイトルや本文を修正する
ステップ4: 応募後の対応フロー構築
応募者対応フローの整備
Indeedからの応募者に最初に連絡するまでの速さで、面談設定率は大きく変わります。
対応フローの設計:
- 応募から30分以内に自動返信メール送信
- 1時間以内にCA担当者から電話 or LINE連絡
- 電話が繋がらない場合はSMS + メールで面談予約リンクを送付
- 翌日までに連絡が取れない場合は、翌日・3日後・1週間後にリマインド
ステップ5: 効果測定と継続的な改善
KPI管理と改善サイクル
Indeedの管理画面で、求人ごとのクリック数や応募数を定期的に確認します。
確認すべきKPI:
| KPI | 目標水準 | 改善事例(20代特化・マーケ担当談) |
|---|---|---|
| 表示回数(インプレッション) | — | — |
| クリック率(CTR) | 3〜5% | タイトル最適化で改善 |
| 応募率(CVR) | 10〜20% | — |
| 応募単価(CPA) | 1,000〜3,000円 | 5,000円→約2,200円 |
| 面談設定率 | 40〜60% | 月45応募→20面談 |
目標水準はL reach編集部が運用実績と公開情報から整理した目安で、統計ではありません。改善事例は下の事例の数値です。
登録後の面談化率を上げる施策は面談率の業界平均と改善方法、KPI管理の考え方は人材紹介のKPI設定方法で解説しています。
「Indeed経由の応募単価が5,000円を超えていたのですが、求人タイトルの最適化などで約2,200円まで下がりました。月間予算10万円で45件の応募が集まり、そのうち20件が面談設定に至っています。」
L reach編集部が取材で聞いた事例を匿名化したものです。応募単価=スポンサー求人の費用÷応募数(月10万円÷45件=約2,200円)。職種・勤務地・時期や、あわせて行った施策によって結果は変わります。
人材紹介会社のIndeed活用で注意すべきポイント
- 求人タイトルに自社名やキャッチコピーを入れて検索にヒットしない
- スポンサー予算を分散させすぎて効果が出ない
- 応募後の対応が遅く、面談設定率が低い
Indeedの掲載基準や利用規約は改定されることがあり、以前は掲載できていた書き方が通らなくなることもあります。現在の利用規約では、人材紹介会社が掲載する求人には有料掲載が必要とされています。出稿の前に、最新の基準と会社名の書き方を確認してください。
厚生労働省の令和6年度の集計(速報)では、事業報告を提出した有料職業紹介事業所は30,561ありました(厚生労働省「令和6年度 職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」)。求職者との接点の確保はどの紹介会社にも共通の課題で、Indeedだけに頼らず複数のチャネルを組み合わせておくと、掲載基準の変更や単価の上昇があっても面談数が崩れにくくなります。
Indeedの応募単価が上がって面談数が足りない時期は、送客サービスで不足分を補う方法もあります。
Indeed PLUS(求人配信プラットフォーム)への対応
Indeedは2024年1月30日に、求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」の提供を始めました。複数の求人サイト(Indeed、リクナビNEXT、タウンワークなど)と採用管理システム(ATS)をつなぎ、求人の内容に合う連携サイトに自動で掲載する仕組みです。Indeed PLUSを使うには、スポンサー求人の利用が必要です(Indeedの発表)。
Indeedへの掲載方法には、管理画面から入力する「直接投稿」と、Indeedと連携したATSを使う方法があります。人材紹介会社がATS経由で掲載する場合も、求人本文に紹介先企業の情報、自社(人材紹介会社)の情報、自社が紹介先に代わって掲載していることを書き、会社名には紹介先の社名を設定するよう、Indeedの技術仕様で定められています(Indeed Partner Docs「人材紹介会社(日本)」)。
Indeed・求人ボックス・スタンバイの違い
| サービス | 特徴 | 課金方式 |
|---|---|---|
| Indeed | 日本の月間総訪問数は3,530万以上(Indeed公表)。人材紹介会社の求人は有料掲載が必要 | 無料掲載+クリック課金(人材紹介会社の求人は有料掲載) |
| 求人ボックス | カカクコムが運営する求人検索エンジン | 無料掲載+クリック課金 |
| スタンバイ | LINEヤフーとビジョナルの合弁会社が運営。Yahoo! JAPANの検索結果にも求人広告を出せる | クリック課金(無料掲載のみの利用は現在案内なし) |
2026年9月24日に各社の公式情報で確認できた範囲の比較です。人材紹介会社の求人を掲載できるか、どの課金方式になるかは各社の掲載基準で変わるため、出稿前に確認してください。出典:スタンバイ「求人掲載」
Indeedで求人の書き方と応募後の対応が固まってから、同じ型の求人検索エンジンに広げると、同じ失敗を繰り返しにくくなります。
人材紹介のIndeed活用と他チャネルの組み合わせ戦略
Indeedだけに頼ると、掲載基準の変更や単価の上昇がそのまま面談数に響きます。Indeed・SNS広告・送客サービスを組み合わせておくと、面談の供給が安定しやすくなります。リスティング広告との併用は人材紹介のリスティング広告ガイド、全チャネルの比較は転職エージェントの集客方法2026で扱っています。
- 初期費用0円・月額費用0円の着座課金(1.5万〜3.5万円/着座・税別)
- SNS広告などで集めた20代中心の求職者を送客
- 全件にオペレーターが15分のプレ面談をしてから送客
- 平均年齢24.7歳、20代比率95.7%
- 契約期間の縛りなし
人材紹介のIndeed活用に関するよくある質問(FAQ)
Indeedの成果は、運用設計と他チャネルとの組み合わせで変わります。
L reachは広告・SNS・SEOと併用できる送客サービスです。チャネルの隙間を埋め、月内の面談数を底上げします。
相談前に整理できること
- チャネル別の不足を整理
- 今月の面談数を補完
- 送客併用の可否を確認
まとめ|人材紹介のIndeed活用で集客力を強化しよう
Indeedは、仕事を探している人に求人単位で届けられる集客チャネルです。人材紹介会社の求人は有料掲載が必要で、会社名に紹介先の社名を入れ、人材紹介による求人であることを明記するなど、掲載基準に沿った書き方が前提になります。そのうえで、求人タイトルの最適化・スポンサー求人の予算管理・応募後の即時対応の3つを回すと、面談数につながりやすくなります。ほかのチャネルとの組み合わせ方は人材紹介の集客方法まとめ【2026】、集客ガイドの一覧は人材紹介の集客完全ガイドにまとめています。
L reach編集部
人材紹介事業ナレッジ編集チームforesma株式会社が運営する求職者送客サービス『L reach』編集部。人材紹介会社の支援実績をもとに、集客・CV・運用ノウハウを発信しています。
一つのチャネルに頼りすぎないよう、面談が足りない月だけ送客サービスで補う使い方もできます。
初期費用・月額費用なし/契約期間の縛りなし



